公開日:2019.10.9
出演者:童門冬二(作家)
近代日本をつくった男、渋沢栄一

1. 攘夷の志士から日本資本主義の父に

日本資本主義の父ともいわれる渋沢栄一。彼は埼玉県で藍玉の製造や養蚕なども手がける豪農の長男として生まれ、家業を手伝い、子供の頃からその手腕に一目置かれていた。だが幕末の状況下、尊皇攘夷の志士として活動し、高崎城を乗っ取る計画を立てるものの挫折。やがて一橋慶喜の家来となるのだった。この波乱に富んだ青少年期に、渋沢が得たものとは?

童門冬二

作家
1927(昭和2)年、東京生まれ。東京都庁にて広報室長、企画調整局長、政策室長等を歴任後、79年に退職。以後は執筆活動に専念し、歴史を題材に、組織と人間の問題を浮かび上がらせる手法で、数々の話題作を手がけている。第43回芥川賞候補。99年には勲三等瑞宝章を受章。